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日本で競馬が行なわれたのは1862年、当時日本に在留していたイギリス軍が横浜で行なったのが最初でした。それから現在まで発展を続けています。
このように、競馬はイギリス人によって世界中に広められ、今ではオーストラリアからアフリカ、アジア、南米まで、あらゆる地域で行なわれています。
「競走馬」について
競馬で使われる馬のほとんどはサラブレッドという品種で、日本ではその多くが北海道で生産されています。生まれたサラブレッドは、競走馬のセリ市や牧場での直接交渉を経て馬主(オーナー)が決定します。その後、競走馬を管理する厩舎(きゅうしゃ)が決まると、デビューに向けてトレーニングを積んでいきます。
競走馬のデビューは2歳夏以降。多くは5~6歳まで競走生活を続けます。引退後は、活躍した馬であればその血を残すために繁殖用の種牡馬(しゅぼば)や繁殖牝馬(はんしょくひんば)となります。
「競馬の体系」
競馬のレースは大きく分けて2つあります。コースの上でシンプルに速さを競う「平地競走」と、コース上に用意された障害物を飛び越えていく「障害競走」があります。レースの距離は様々で、日本の平地競走は800~3,600m、障害競走は2,700m以上の長距離で行なわれています。
なお、北海道では"ばん馬"と呼ばれる1,000kg近い馬が、460kg以上(騎手の体重含む)のソリを引き、速さを競う「ばんえい競馬」が施行されています。
「馬券」
競馬はイギリスでの発祥以来、ギャンブルとしても人々に親しまれてきました。もとは1着馬を予想するだけのものでしたが、今では1・2着の2頭を当てる「馬連」や、指定された5レースの1着馬をすべて当てる「WIN5」など、様々な種類の馬券が売られています。
日本では、競馬の主催者である国や地方自治体が馬券を発売・管理していますが、海外では、ブックメーカーと呼ばれる民間の賭け会社も馬券を取り扱っています。
馬券のオッズ(倍率)は、1着馬を当てる「単勝」や3着以内の馬を1頭当てる「複勝」など、難易度の低いものであればおよそ20倍以下です。3着までの3頭を当てる「三連複」や、さらにその3頭の着順まで当てる「三連単」になると100倍を超え、1,000倍近くになることも少なくありません。「WIN5」については、100万倍を超えるケースもあります。
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